人気エンジン別ブーストアップ参考表

ターボ車のパワーを上げるのって簡単と思われている方が多いと思いますが、実際は壊れないブーストアップには手間もお金もかかります。ブースト圧を上げただけで馬力は確かに上がりますが、そのままでは本来のパワーにはなっていない場合がほとんどです。吸気、排気、燃料などのバランスを考え、ECUのセッティングをしっかりすることで、エンジン本体へのダメージを最小限に抑えながら馬力アップするように心がけましょう。
ブーストアップに必要なパーツ
ブーストコントローラー
ブーストアップする時に必ず必要になるパーツ。これがないと簡単にはブースト圧を上げることが出来ません。これを使う意外の方法は、アクチュエーター交換や改造、配管にバルブをかませてコントロールする方法などがありますが、ぶっちゃけブーストコントローラーを使った方がセッティングが楽です。中古ならヤフオク等で安価で手に入ります。
ブーストメーター
ブースト計とも。ブーストアップするのにこれがないことはないと思いますが、これも必ず必要になるパーツ。これがないのに機械式のブーストコントローラーなどでブーストアップをしようとすると、最悪タービンブローからエンジンブローのダブルパンチを食らうことも。純正で付いていて、調子が悪くないならそれをそのまま使ってもOK。3000円~購入できるので、無くても購入しよう。
参考:ヤフオク ブースト計
エアクリーナー
できれば交換しておきたいパーツ。純正より吸気効率が良くなり、パワーが上がりやすくなります。
参考:ヤフオク エアクリーナー
マフラー
これも出来れば交換しておきたいパーツです。というより、スポーティーカーに乗っていて、ブーストアップがしたいとなった時にこれを交換していない人はいないでしょう。安ければ1000円から購入できたりしますが、できれば状態の良いものを選びたいです。
参考:ヤフオク マフラー
スパークプラグ
ブースト圧を上げた状態でしばらく走行したら、プラグの状態を確認しましょう。焼けすぎているようなら熱価を上げる必要があります。1~2番上げれば十分です。クルマの仕様に合わせてプラチナかイリジウムを選択しましょう。
参考:ヤフオク スパークプラグ
インタークーラー
軽いブーストアップなら純正でもOKですが、しっかりブーストアップしたいのであれば大きいものに変更したいパーツです。最近では新品でも20000~30000円程度で購入でき、見た目もカッコよくなるため交換している人も多いです。なお、純正で大きめのインタークーラーが装着されているのであれば、そこまで気を遣わなくても良いパーツです。GT-Rとかね。
参考馬力表
エンジン名 | ブースト圧 | 参考馬力 |
1JZ-GTE | 1.2kg/cm | 350ps |
2JZ-GTE | 1.0kg/cm | 380ps |
3S-GTE | 1.2kg/cm | 300ps |
4E-FTE | 1.0kg/cm | 160ps |
1G-GTE | 1.0kg/cm | 240ps |
7M-GTE | 1.0kg/cm | 330ps |
SR20DET(S13) | 0.9kg/cm | 280ps |
SR20DET(S14~) | 1.1kg/cm | 300ps |
CA18DET | 1.0kg/cm | 240ps |
RB20DET | 0.9kg/cm | 250ps |
RB25DET | 1.0kg/cm | 300ps |
RB26DETT | 1.0kg/cm | 400ps |
VG30DETT | 1.0kg/cm | 350ps |
13B-REW | 0.9kg/cm | 400ps |
EJ20 | 1.3kg/cm | 330ps |
4G63 | 1.4kg/cm | 360ps |
6G72 | 1.0kg/cm | 350ps |
上記の馬力はコンディションの良い状態のエンジンの場合の許容馬力です。頑張ればまだ上げることが出来るエンジンもありますが、燃料ポンプの総量、インジェクターの噴出量、タービンの耐久力などの問題で、これ以上はお勧めしません。
【ま と め】
いかがだったでしょうか?これらは目安ですが、チューニングを楽しむ際の指標にして頂ければと思います。